こんにちは。anです。
本日は、海外製SIMフリースマホのみならず…というよりむしろ、キャリアスマホを使っている人にぜひ知ってほしいAndroidの設定を紹介します。
海外製スマートフォンもそうですが、特に国内キャリアのスマートフォンはプリインストールアプリが異常なほど入っています。あれほどの量のプリインストールアプリを全部利用しているユーザーは恐らくいないでしょう。
キャリアスマホは昔からこうですが、この行き過ぎたプリインストールアプリが日本国内でAndroidの普及を遅らせ、iPhoneシェアを拡大する一因になったのではないかとanは思います。
Android4.x時代以前の、当時のハード性能に沿ったAndroidは電池持ちも使用感も、世間で言われるほど悪くなかったと思います。
しかし、国内キャリアとメーカーはハード性能を無視して大量にアプリをバンドルし続け、結果としてレグザフォン事件やARROWS事件を経て、日本国内ではAndroid自体の信用が失墜しました。今でこそハード性能が発達してそこまで動作的に問題になることはありませんが、当時のスマートフォンにはガラパゴス的な機能や大量のプリインストールアプリを抱えて正常な動作ができるほど優れていませんでした。
そもそも、Androidはもっと自由なものであり、キャリアの囲い込みサービスを強制されるような窮屈なものではありません。ユーザーそれぞれが必要だからアプリを自己判断でインストールして使うことそのものがAndroidの主要な機能です。
もちろん、プリインストールアプリであっても、本来はユーザー自身の自己判断で削除できなければならないはずです。
しかし、本体のみでは削除できないものも多いでしょう。当記事では、これを削除する方法を書いていきます。
ADB環境を最も簡単に構築する方法
ADBはAndroid debug bridge(アンドロイド・デバッグ・ブリッジ)の略です。
PCを介してスマートフォンの内部にアプリを挿入・削除したり、スマホからではできない設定をより細かに設定したりするツールです。
基本的にはコマンドラインで動くので、パッと見た感じとても難しそうですが、今回はADBの機能の内一つだけ、インストールされたアプリの削除のみを使うのでそこまで難しくありません。
最も簡単にADBを導入する上で、今回はanのWindowsパソコンを使用します。Windowsパソコン自体は今やほとんどの家庭にあるものでしょうし、ADBを使うにはパソコンが必須です。
まずは、WindowsパソコンにADB環境をインストールしますが…ここでは最も簡単な方法として、15 seconds ADBを使います。
このソフトウェアは直訳通り”15秒でADB”、簡単かつ素早くADB環境をPCに構築します。本来なら変数環境設定などが必要なADB導入ですが、これなら驚くほど簡単に導入できます。
まずは、15 Seconds ADBのページからダウンロードします。
ダウンロードは、Version 1.3 (If upper one doesn't work)と書かれた下にあるgoogleドライブからできます。
ダウンロードしたデータを選択すると、青いターミナルが姿を表します。
英語で質問される内容に、y(イエス)/n(ノー)で答えるだけ。もっと言えば、yのみ押して回答すれば問題ありません。
途中で、googleのデバッグドライバーがインストールされますが、それも一瞬です。
全て終わると、ぷっつりと青いターミナルが姿を消しますが、これでADB環境の導入は終了です。
スマホ側の準備
ADBコマンドでアプリ削除を命令する場合、機械に命令を下す必要がありますが、Androidスマホはアプリの認識方法が人間とは異なります。
例えばボイスレコーダーアプリやFMラジオなど、複数のアプリでも同じ名前のアプリは多くありますよね。
ただし、機械側はそういったアプリを”ボイスレコーダー””FMラジオ”などと認識せずに、パッケージ名で認識しています。
ちなみに、パッケージ名は一つのアプリに一つだけで、同様の機能を持っていても重複するものはありません。
しかし、スマホはこれを純正で表示しないため、スマホに”〇〇のアプリをアンインストールしろ”という命令ができません。イメージとして、アプリをアンインストールしろと言われてもどれを?の部分を知らなければ指示ができないのです。
アプリをアンインストールするには、アプリのパッケージ名を知らなければなりません。そのために、aplinをGoogle Playでダウンロードしてください。
これで、スマホ本体にあるアプリのパッケージ名が表示できます。 パッケージ名は赤線の部分です。
そして、USB接続時にデータをやり取りするためにMTPに設定します。
これでスマホ側の準備ができました。あとはPCを電源オンにし、スマホをPCにUSBで繋いで、Windowsボタン+Xでコマンドプロンプトを起動します。
命令1/Androidデバイス(スマホ本体)を認識させる。
コマンドプロンプトを開いて必要なことは、まずパソコンにスマホを認知させないといけません。
adb devices
と打ち込み、エンターキーで決定します。
PCがきちんと認識した場合は
〇〇〇〇 devices(◯の中には端末のシリアルナンバーが入ります)
と答えてきます。PCが認識できなかった場合は
Unauthorized
と答えてきます。
anもそうでしたが、PCが認識しない場合、スマホ本体に最後の接続確認許可画面が出ているので、これを許可すると、パソコンから認識するようになりました。
もしPCが認識しなくても、慌てず繋いでいるスマホを確認してください。
命令2/Androidにアプリのアンインストールを命じる
細かいことを言えば、Androidがアプリのアンインストールを認識して実行する命令は2つありますが、混乱を避けるためプリインストールアプリも削除できるもののみを掲載します。
adb shell pm uninstall -k --user 0 パッケージ名
カッコ内に、aplinで表示されたアプリIDを打ち込みます。
例/adb shell pm uninstall -k --user 0 com.google.android.music
これはgoogleミュージックアプリを削除するための命令文ですが、これをコピペして書き換えるのが一番簡単でしょう。スペース(行間)も全て真似てください。
これでエンターキーで確定させると、Windowsパソコンからスマートフォンへ命令が送られ、スマートフォンが命令を実行します。
Success
と出てきたら、命令を実行完了した合図です。エラーが出る場合は何かを間違えているので、よく確認して再度打ち込みましょう。 この操作は連続して可能ですので、コピペ+アプリID入力を繰り返せば連続して命令を行えます。
確認と注意事項
アンインストールされた場合、表示自体は消えませんが、設定→アプリで”このユーザーでは未インストール”と表示されます。
なお、誤って消してしまったアプリがある場合は、先にバックアップを取るか初期化で回復できます。
なので、端末を購入したら出来る限り早い段階で行うことと、特にシステムアプリでよくわからないものについては放っておきましょう。
最悪初期化で直りますが、中のデータは当然全部消去され初期状態に戻ります。購入後できるだけ早くというのは、そういう面倒が少ない内にという意味合いです。
なお、ADBでの不具合についてはメーカー・キャリアの保証に関して書かれていませんが、特に国内キャリアの場合は保証対象外になる可能性もありますので、自己責任でお願いします。
しかし、それでもプリインストールアプリを押し付けられたまま、その大量のアプリに機械を占領され、裏でリソースを奪われRAM容量やバッテリー駆動時間に影響を与える状態を、an個人としてはとても残念に思います。
ましてや国内キャリアのように、システム領域にテレビ番組アプリを無理やり入れ込み、セキュリティソフトにマルウェアとして感知されるなど…もうなんとも言えない気分になりますね。
ADBコマンドで必要ないプリインストールアプリを削除する行動は、自分の購入したAndroidスマホを快適に使いたいと願うユーザーの正当な権利ではないかとanは思います。
そして、ここで取り上げたADBを用いた小編集は、当ブログのテーマである電池持ちの向上も含め、セキュリティのためそして自由のために、大容量バッテリースマートフォンユーザーや海外SIMフリースマホユーザーだけでなく、全てのAndroidユーザーに知っておいてほしいと思います。
なお、他にもADBでできることは幅広いのですが…これ以上はギークの領域でありanも詳しくありません。
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