こんにちは。anです。
本日は、ulefone Power 5sを2週間使ってみたレビューを記載します。
ulefone自体に関しては、ヤマダ電機のeveryphoneシリーズに名を連ねたメーカーであり、知っている人は日本国内でも多いメーカーかと思います。この手の製品にしてはファンも多いと感じますし、実際に手に取った事のある人もこのジャンルにしては多いかもしれません。
ちなみに、ulefon power5シリーズのCPUに関しては低パワー(Helio P23/2.0GHz)ということで酷評されていますが、個人的にそれは酷評されるべき性能なのかが疑問でした。無駄に回らないから省電力という構図は、ビッグネームのインテルなども含めてCPUの鉄板の動作です。
anは省電力という観点から、低クロック版のHelio P23採用を好ましく感じています。
いくらハイスペックでも電池がなければただの文鎮。これがanの根本にある思いです。逆に、動きが悪くても通信端末としての機能を使えるものでなければ、モバイルデバイスとして無意味ではないかと思います。
ちなみに、本機種のスペックは2019年初春現在、国産機ではミドルハイクラスの性能ではないでしょうか。ガシガシGPUを使用するゲームを恒常的に行わない通常のユーザーであれば必要十分なスペックで、むしろ通常の使用には過剰なほどの性能があると思います。
なお、本機種については技適未通過であり日本国内での使用は自己責任でお願いします。
公開されているスペックはこちら
このような構成となっております。
果たして、実使用してこれらがどう影響するかをこれから検証していきます。
環境等については、当ブログで取り上げている初期設定を全て反映した状態で行っております。
なお、こちらがantutu実測スコア。
もちろん、anのような非ゲームユーザーに関しては全く意味のない計測ですが、本体の性能としてはハイミドルレンジクラスでしょうか。通常使用においてはやはりオーバースペック気味です。
ちなみに、非ゲーム用途として使用する上で快適なスコア数値は、50000くらいが目安のようです。
梱包物の内容
まずは、届いた時に付属しているものなど。
基本的にこの製品群にありがちな構成で、充電器・OTGケーブル・説明書と保証書・保護フィルムが同梱されています。本機種に関してはシリコンバンパーが付属していませんでした。
保護フィルムに関しては、本体にすでに貼ってあるものとスペアが計二枚です。手の脂が目立ちやすいものですので、気になる人は同時に注文したほうが良いかもしれません。
また、本機種に関してはケースを付けたい場合、一緒に発注するほうが良いと思います。
充電器の形状はUSB Type Cで、上下共に差し込める仕様です。
本体重さと外観
an個人で計測したものになります。自前のクッキングスケールやL型定規を使っているので、多少の誤差は出ているかと思います。
本体寸法は約8cm×約17cm。厚さ約1.6cm。重量332g。
個人的に、重いかと問われるとまぁ普通で、むしろ最大容量バッテリー搭載の割には拍子抜けする重量でしたが、やはり一般のスマートフォンから考えると重いのでしょう。
an個人としては十分に持ち運べるレベルにあります。また、成人男性であれば片手で保持し多少の入力くらいは楽に行えると思われますが、やはり慣れの部分も大きいでしょう。
気になる点としては、デザインのせいか横から見るとかなり分厚くずんぐりしたフォルムに見えます。
ケースを付けるとこれがまた大きくなると思いますので、重さよりも大きさのほうが持ち運びに関して問題になるかもしれません。
ポケットに入れるよりも、カバンに入れておくほうが持ち運びしやすいように感じますが、大柄なスマホや7インチタブレットの持ち運びに慣れていたらそこまで違和感はありません。
カメラ性能
本機は、背面・正面共にデュアルカメラを装備しています。フロントデュアルカメラについては、an個人としては初めて見るものです。
リアカメラ
フロントカメラ
SONY製のカメラのようですが、ピント合わせや連写などの速さに関しては遅めです。また、手ブレ防止等も甘いので静物を撮影するのに向きます。ここらへんのクオリティは、中華系格安スマホではほとんど横並びという感じがします。
しかし、リアカメラに関してはかなり発色が良いように感じます。赤とオレンジが鮮やかに写っているように見えます。
フロントカメラは少し暗めに写りました。
元のスペックはかなり高いので、アプリなどで補正すれば十分SNSなどで使用できる写真が撮れるのではないかと思います。
操作性
本機はIMEやランチャーなどを変更し、アニメーションをオフにしています。
もたつきはなく、むしろ今までレビューした機種の中でも最もサクサク動いているように感じます。anの使用用途内では遅延は一切なく、かなり使いやすいです。
これくらい動けば、非ゲームユーザーであれば問題は皆無でしょう。
ディスプレイ
本機はFHDを採用しています。細かいスペックは省きます。
一般的な視聴に関しては、問題なくキレイです。色味も特に悪いところはなく、非常に滑らかで不満は一切感じませんでした。
本機に関しては、画面輝度設定の最下限だとかなり暗めになります。晴天の屋外では不便な反面、室内使用であればそれだけ省電力に使用できると思います。
anとしてはこの点をプラスに感じています。
バッテリー実動
あくまでanの使用範囲です。主な使用方法としては、調べ物などのブラウジング・音楽や動画視聴・電話やメール・LINE・小型ツールへの給電など、使用環境としてはライトです。
普通の勤め人として、休憩時間以外はスマホを操作していない待機時間が含まれます。
バッテリー駆動時間は、あくまで使用する環境や非使用時の時間の長さなど、様々な要素によって大きく変わります。 使用する頻度や設定によってかなりばらつきますので、参考程度にお願いします。
計測アプリにBatteryMIXを使用しています。
驚異の5日間無給電!暇さえあればスマホ本体からもPCからもネットサーフィンしているanの使い方で、普通に約5日間無給電で駆動しました。
ライトユーザーなら本当にワンウィーク持っても不思議じゃないと思えるくらいのレベルです。個人的なもので申し訳ないのですが、anの人生の中でこれだけバッテリー駆動時間が長い携帯電話は、フィーチャーフォン含めて人生で初めてです。
まず通常のスマートフォンから変更した場合、その駆動時間の長さに驚くこと間違いありません。
また、15%以下で起動選択ができるバッテリーセーバーモードも強力です。画面はさらに暗くなりますが、長時間駆動の延命という点ではかなり貢献しています。
レビュー後感想
現在手軽に購入できる価格帯の中では圧倒的なバッテリー容量を誇る端末です。10000mAhにプラス3000mAh…実にiPhone約4台分のバッテリーを搭載したもので、これならまず間違いなくガリガリ使っても3日以上は楽に持つと思います。
他の追従を許さない圧倒的なバッテリー容量から来る利便性は、大容量バッテリースマートフォンの製品群の中でも現在最高ではないでしょうか。
それでいて、実際に持ち運んでみても(大容量バッテリー製品群の中では)違和感を感じさせない程度なので、重量級スマホ慣れしているなら普通に携帯して使用できると思います。
見た目に関しては若干アウトドア方向+背面皮製で男性向け。厚みがあるおかげで、どうしても目立つ出で立ちなのは間違いなさそうです。
実際に使用してみると、+3000mAhの実力は十分に体感できます。本当に5日間無給電で動くことができるとんでもない駆動時間を叩き出すスマホで、外出時のバッテリー残量についてはほぼ心配することはなくなるでしょう。
出張や旅行などで動き回ったりする際にも、圧倒的なバッテリー容量のおかげで不便は感じにくいと思います。
それでいて、日常使いに全く不便を感じない端末性能。日常的な動作が難なくスムースに行えるという点で、スペック的にも十分実用が便利なレベルにあります。
現時点では、安価に手に入る大容量バッテリースマートフォンとして、駆動時間を至上とするユーザーには最もオススメしたい機種です。
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