こんにちは。anです。
本日は、実際に購入し使用したHOMTOM HT70のレビューを記載します。
HOMTOMは中華スマホメーカーのひとつとして有名な企業で、海外のスマホショップでは結構名の知られた存在だとか。
このメーカーもタフネススマホに注力しているメーカーです。 HOMTOM HT70は構成やスペックこそ前回レビューしたoukitel K7に近いのですが、画面がランクダウンしてHD+となっているようです。
これは節電の観点から見るとむしろ喜ばしいことで、電池消費の上位要因であるディスプレイのランクダウンによってどれだけバッテリーが持続するのか、そして実使用への影響はあるのかなど興味があります。
なお、本機種については技適未通過であり日本国内での使用は自己責任でお願いします。
公表されているスペックはこちら
このような構成となっております。3週間程度実使用してこれらがどう影響するかを検証しました。
なお、こちらがantutu benchmarkの結果です。
通常使用ではまず意味のないスコア計測ですが、総合的な性能としてはミドルレンジクラス程度だと思います。動きの激しい3Dゲームは厳しそうなスコアですが、パズルゲームなどの2Dに関しては普通に動くと思います。もちろん日常のサイト閲覧やメール送受信などで困ることはありません。
当サイトでのレビュー記事は、全て本ブログに記載されているスマホ単体での省電力設定を行った上での使用です。
梱包物の内容
まずは、届いた時に付属しているものなど。
大容量バッテリースマホにあるあるな装備です。値段を考えたら大盤振る舞いかと思われます。フィルム一枚・充電器・OGTケーブル・シリコンバンパーが付属します。
表面にはデフォルトで保護フィルムが貼られていませんが、逆に個人的には好感を感じます。充電器はUSB Type C。上下どちらでも差し込めるものになっています。
いずれにせよ、他の製品と同様かなり充実した付属品かと思います。シリコンバンパーも付属しているので、ケースにこだわりがない人は別途用意しなくても問題ありません。
本体重さと外観
an個人で計測したものになります。自前のクッキングスケールやL型定規を使っているので、多少の誤差は出ているかと思います。
本体寸法は約8cm×約16.5cm。厚さ約1.5cm。重量307g。
やはり重たく分厚いです。
しかし、デザインのせいか手に持った感触はそこまで重量を感じさせるものではなく、傾斜の付いた台形型のボディがしっくり来る感じです。スリムなデザインなのでグリップもしやすいです。
さすがに重量感をごまかせるほどではないですが、取り回しは大容量バッテリースマートフォンにしては軽めに感じます。しかし、持ち運びに関してはやはり重量があるので、慣れるまでは違和感があるでしょう。
カメラ性能
純正カメラアプリでの写真
カメラは正直ダメだと思います。暗めに写りますので、夜景や屋内はかなり苦手でしょう。また、中華製スマートフォンらしく赤色の弱い色彩になっているように感じます。
HOMTOM HT70のカメラもSONY製ですが、やはり数年前のデバイスを組み込んでいるようです。カメラアプリによる補正は絶対欲しいですね。
ちなみにこちらが、HOMTOM HT70のカメラを用いてfoodieで撮った写真。
これくらいなら、SNSやブログにアップする程度であれば事足りるかな、と思えるものになりました。
ただし、基本特性である接写時のピント合わせなどは変化しないので、有名メーカーのハイエンド機種に搭載されているカメラと比べるとやはり見劣りします。
操作性
本機はIMEやランチャーなどを変更し、アニメーションをオフにしています。
日常使用で困ることはなさそうな動き方・処理のスピードを持っていると思います。非常にスムースで、重たい3Dゲームをしなければ必要十分以上のクオリティかと思います。
他の機種にはないクセとして、アプリを無効化した時に一瞬ブラックアウトしますが、何度か使用しているうちにこの端末独自の動きで問題ないことがわかります。そしてそれも、一瞬なので別に操作性が悪化することはありません。
ディスプレイ
本機はHD+を採用しています。
一般的な視聴に関しては問題なくキレイですが、やはりFHDに比べると少しだけギラツキを感じます。
ハイスペックスマホからの乗換だと、無視できる範囲内かは個人差がありそうです。an個人としてはメイン機で使っていて特に不便は感じませんが…画質を写真で掲載することができないので、この感じを文字で言い表すにはちょっとむずかしいです。
an個人の感想で言うと、FHDと比べると差がありますが、単体で見ていると十分高画質ですね。これで節電できるなら、FHDでなくても良いかな…と思います。
バッテリー実動
あくまでanの使用範囲です。主な使用方法としては、調べ物などのブラウジング・音楽や動画視聴・電話やメール・LINE・小型ツールへの給電など、使用環境としてはライトです。
普通の勤め人として、休憩時間以外はスマホを操作していない待機時間が含まれます。
バッテリー駆動時間は、あくまで使用する環境や非使用時の時間の長さなど、様々な要素によって大きく変わります。 なお、ほぼ待機のみ5日間で60%前半、休日などでナビや長時間のネットサーフィン、長時間のテザリングなどで酷使した場合は2日間程度と、使用する頻度によってかなりばらつきますので、参考程度にお願いします。
計測アプリにBatteryMIXを使用しています。
このグラフから見る限りでは、原因は不明ですが本体設定のみで順調にスリープ状態に入っていることが伺えます。非使用時の省電力化が全体の使用時間を大きく伸ばしたようで、本機はanの使用状況では体感で4日ほど無給電で使用できました。
また、15%以下になると起動できるバッテリーセーバーもかなり強力で、ここからのバッテリー消耗はかなり遅いイメージでした。
個人的には、非常に優秀なバッテリー持ちかと思います。
一つ気になる点としては、HOMTOM固有の挙動だと思いますが、グラフに示されているとおり100%の状態からしばらくバッテリーピクトが変動しない(使用状況によっては半日以上)事象が起きます。
99%を切ると順調に減っていくのですが、少し過剰な演出に思えなくもないですね(笑)
しかし、それを含めても実際にここまで1%まで使い切れたので、特に問題はないと思います。
レビュー後感想
まず、筐体が他の大容量バッテリースマホに比べてジェントルで穏やかな点はとても素晴らしいと思います。
大容量バッテリー=アウトドアタフネスという2018年の流行を離れ、厚み以外の部分では控えめかつデザインの優れた本体。これなら女性やビジネスマンが持っていて不思議に思われることは…あると思いますが、ゴテゴテのアウトドアタフネスよりはマシな気がします。
色はシルバーが良いと思います。黒いとどうしても鈍器感が出てくるので、軽めに見せたい人はシルバーがオススメです。カラーバリエーションが少ないビッグバッテリースマホの中で、シルバーという色が選べるのはとても良いですね。
新興メーカーと思いきや、非常に安定した機種で日常の使用で支障をきたすことはまずないと思います。また、電池持ちに関しても非常に優秀です。
ちなみに、本機に関しては10000mAh端末の中でも最安クラスの機種なので、お試しで買ってみても良いかもしれません。
このスマホが2万円少々(購入当時)となると、相当お買い得ではないでしょうか。
普段使う機能が不満なく使用でき、なおかつ長時間快適に使えるので、その電池持ちをぜひ体験してみてほしいと思います。
0コメント